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電人少女 第壱章

『エヂソンさん』

昔々。あるところに、町の皆から「エヂソンさん」とよばれていた、発明好きの心のやさしいおじいさんが住んでいました。
  エヂソンさんは、機械工場で長年技師として働いたのち、定年退職し、それからは自分の敷地で発明品を展示し、近所の子供たちからたいそう喜ばれておりました。
町ではちょっとした「有名人」でもあり、テレビの「探偵ナイトスクープ」で桂小枝が取材に来たほどの人でした。
そこはまさに子供のパラダイスのような所だったのです。

  エヂソンさんには嫁にもいかず勤めにも出ずにエヂソンさんの身の回りの世話をコマメにやってくれていた「ミチコ」さんという一人娘がおりました…。
 


*この物語は、2001年5月6日から2002年3月29日までの間、インターネット博覧会『インパク』の企業パビリオン
『おえかきエキスポ(byがくげい)』に連載させていただきました *

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