電人少女 第壱章
『エヂソンさん』
ある日の事。ミチコさんは、区役所へ用事へ行った帰りに、クソやかましい音楽をかけながら暴走して来たワゴン車にはねられて死んでしまいました…。
けれど、運転していたのが無免許の未成年だったので、捕まってから二年ほどでまた社会に出てきて、相変わらずクソやかましい音楽をかけて映画館の入ったビルの周りなんかをグルグル走りまわっていたようです…。
エヂソンさんはたいそう悲しみ、落ち込み、そして苦しみました。
でも、たとえ腐ったって『エヂソンさん』と皆に呼ばれたほどの人物です。
「大事な一人娘を失ったのは悔しい!だが、失った事が悲しいのならば、またもう一人娘を作ればよいではないか?!」
と、そう決心したのです…。
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