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電人少女 第壱章

『エヂソンさん』

4】 『人工娘』は、亡くなったエヂソンさんの娘さんと同じく「ミチコ」と名づけられました。
エヂソンさんは、期待に老いた胸をドキドキさせながら、「ミチコ」を起動させました…。
「…こんにちはミチコ」。
「…?あなたはだあれ?」。
「おまえのお父さんだよ!」。
「…こんにちは、オトウサン…。ごきげんいかが?」。
「ああ、とてもいいよ!おまえがまた生き返ったのだもの!!」。
「…とてもいいよ、って何?または、とてもいいよ、って訊かれた時は何て答えれば良いの?」。
「うれしいわ、だよ、ミチコや…」。
「うれしいわ、って何?または、うれしいわ、って訊かれた時は何て答えれば良いの?」。
「…とても良いよ、だ。ミチコ…」。
「…うれしいわ!」。 
こうして、一言ずつ言葉を憶えていき、ミチコは日に日に「かしこ」になっていきました…。
 

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