惑星少年アラン「未来の国から来た少年」の巻 2002/05/16 16:26:16

 
☆「僕かあゲッター! 1000年の未来から時の流れを超えてやって来た!
  彗星号応答せよ、彗星号!…来たな?よし!行こう!!」
  ★「な、なによこの人?!
  イキナリ目の前に出現して、
物凄い早や口で一方的に自己紹介なんかして!」
  ☆カオリが怒るのも無理もない。
晩ご飯を食べたあと、居間で一家団欒しているところに突然、
何も無い空間からこの少年↑が現れ、
続いて変な乗り物が突っ込んできたのだから…
  ★「…失礼いたしました。僕はゲッターというタイムパトロール隊員です」
  「タイムパトロール?!」
  「はい。この時代に逃亡した天才的犯罪者、
通称『 レオポン 』という男を追って
はるばる1000年の未来からやって来ました…って、ああ?!奥さん!
人のタイムマシーンを勝手に分解して調べないでください!」
  見れば、スパーク博士がいつの間にか電動工具片手にタイムマシーンをバラしはじめている。
「あーら、ごめんあそばせ!ちょっと興味があったものだから☆」
   ★「悪者と聞いては僕もじっとしていられないな! ゲッター君、ぼくも協力するよ!」とアランが言った。
「それはありがたい!ではさっそくこの彗星号に乗ってでかけましょう」
  「いや、僕にはこの『 遊星号 』があるからいいよ」
   「え?遊星号?!」
   「お兄ちゃんの自家用機よ!」
  「失礼ですが、あなたのお名前は?」
  「アランだよ。アラン・スパークさ」
  「アラン…そうだったのか…まさかとは思っていたけど…やっぱり…?!」
「さあ、ぶつぶつ言ってないでさっさと出掛けましょうよ!」
  ☆こうして、はるかに時代を超えた正義の連合チームが結成されたのだった。
はたして彼等の行く手にはどんな怪事件が待受けているのだろうか? 待て次回!



◆ゲッター君とアランの元に、
街のどまん中に怪しい物体が出現したとの連絡が入り、
二人はそれぞれの愛機に乗り込み現場に急行した。
  ★「うわははは!もっと驚け!21世紀の原始人ども!
  貴様らにこのコマ型戦車が倒せるものか。うわははは!」
  ★「お兄ちゃん、あいつにあんな事言わせといて良いの?」
「かまうもんか。笑っていられるのも今のうちさ…ゲッターくん、準備は良いかい?」
「OK!」
  ★「む?…あ!あれはタイムパトロールのタイムマシーンだ?!
ちくしょう、こんな時代にまで追っかけてきやがったのか!」
「時間逃亡犯レオポン!無駄な抵抗はよせ!
大人しく31世紀の世界に帰って裁きをうけるんだ!」
「だれが!くそお…これでもくらえ!」
  ★時間逃亡レオポンは光線砲で攻撃するが、
ゲッター君は時間を止めたり動かしたりして器用に攻撃をかわしていく。
  ★「ちくしょう!やっぱりタイムパトロールにはかなわないのか?!
  …ん?よく見れば、古臭いマシーンがさっきからチョロチョロしているが…ははーん、
この時代の誰かに協力を要請したのだな。よし!ひらめいたぞ…」
  ★アランとカオリの乗る『遊星号』に怪しい光線が命中してしまった!
  遊星号は、なんと空中に停止したまま動かなくなってしまった?!
  はたしてアランとカオリの運命やいかに? 待て次回!



★アランとカオリが乗り込んだ遊星号は
時間逃亡犯レオポンが発射したストップ光線によって
空中にストップしたまま身動きがとれない!
  ◆「たいへんだ!このままではアランくんとカオリちゃんがあぶない!」
ゲッター君は彗星号を自動操縦スタンバイにして、
半重力装置(イラストのシッポみたいなやつ)を使い、空中へ飛び出した!
  猛スピードで回転するコマ型戦車の出入り口を確認し、
タイムストッパー(一定のあいだ、自分のまわりの時間を止める装置)で時間を止め、
そこから内部に進入した。
  ◆「…わ?! いつの間に俺様、ぐるぐる巻きになってたんだ??
  あ!タイムパトロール! ちくしょう!タイムストッパーを使いやがったのか!」
「ピンポーン!おめでとうございます。
正解者のあなたには夢の31世紀時間旅行、
豪華刑務所で30年と二泊三日のツアーにご招待いたします」
「そんなのん気な事言ってて良いのかな?ふふふ…」
「なんだと?」
「俺様が急に操縦をやめてしまうと、2分で自動操縦に切り替わるのだ。
…もうそろそろじゃないかな?」
「そ、それはたいへんだ!おい、すぐ解除しろ!はやく!」
「手順をふんで切り替えた場合なら解除できるんだが、そうでない時には解除できないんだよ!
このコマは破壊兵器だからな。
どんなことがあっても目的をやりとげるようにできているのさ!
わはははは!」
◆今度はゲッター君が大ピンチ! 待て次回!



◆ゲッター君と時間逃亡犯レオポンを乗せたまま暴走するコマ型戦車。
  暴走してから、どういう具合かストップ光線の効果が切れ、
アランとカオリが乗る遊星号は自由に動けるようになった。
◆「あ!あのコマの中にゲッター君もいるぞ?!」
「お兄ちゃんさすがあ!あたしじゃぜんぜんそんな事わかんないわ」
「なんとかして止めないと!…よおし、コマ回しなら得意なんだ!」
  ◆アランは遊星号を出て、建設現場の人に頼んで丈夫なワイヤーロープを借りた。
◆「そうれ!」
ワイヤーの一方の端を遊星号に結び、
リモートコントロールで操縦しながら、もう一方をアランが握り締め、コマの『軸』に巻き付けた!
  そのまま、遊星号とアランは一定の間隔を保ちながら飛行し、
町一番ノッポなタワーのてっぺんにコマを上手にのせたのだった。
  ◆「わあ!これじゃあお手上げだあ!
まいりました。降参です…
おとなしく31世紀に帰って刑務所に入ります。ごめんなさい…」
  ◆こうして、ゲッター君に逮捕された時間逃亡犯レオポンは
31世紀の世界に強制送還されるはこびとなった。
コマ型戦車は証拠物件として、先にタイムパトロール本部へ転送された。
◆「色々ありがとうございました。アランさん、あなたの事は忘れません」
「僕も忘れないよ、ゲッター君」
固く手と手を握り合い、別れを惜しむ両英雄。
  ◆「さようなら!僕のご先祖さま!大昔のおじいさんとおばあさん…」
「え?」
驚くアランを残して、ゲッター君のタイムマシーンは時間のかなたへ消えていった。
見送りに来ていたカオリやチャラさん、ルカさん達がいろめきたった。
◆「ご先祖さまって…じゃあ、オバアサンは?」
「あたしにきまってるでしょ!」
「いいえ、わたしが!」
「お兄ちゃんはワタシのものよ!」わいわいがやがや

女同士の醜い言い争いをよそに、アランはいつまでも
ゲッター君が消えていった空間を見つめているのだった。(『未来の国から来た少年の巻』 おわり)


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